farsite / 圏外日誌

Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

ジャンル:SF

海外ドラマ: スタートレックヴォイジャー: おおよそ140文字全話レビュー シーズン3

シーズン3まで来た。5段階評価は★3つが「いつものスタトレ」で、★4「おおっ面白い!」、★5「こりゃ傑作じゃ!」、★2「んーちょっとなあ」★1「これは無いよね」という、しごく感情的なもの。10段階にすると、いろいろ要素分析的な面が出てきそうだから、5段階…

海外ドラマ: スタートレックヴォイジャー: おおよそ140文字全話レビュー シーズン2

このレビューではじめて5点満点評価なんてことをしてるんだけど、作品の面白さを測るんでなく、いまの私が何を“おもしろがっているか”を測る物差しになるんだと思う。ちなみに私は『新スタートレック』(TNG)第3シーズンを信仰してるので、TNG第3、第4シー…

『第9地区』映画感想 - アバターの双子にして至高のロボット映画

こんなマニア受けする映画を他人と観るのは勇気の要ることだけれど、結果、一緒に観てよかったと思う。SFなんか見たことも無く、ふだんハッピーエンドが約束された作品をテレビで見る程度のそのひとは、エンドロールが終わって、深いため息をつき、「人間な…

海外ドラマ:スタートレック ヴォイジャー:おおよそ140文字全話レビュー シーズン1

スーパー! ドラマTVでのなんどめかのヴォイジャーベルト放送で、ついに決意した。いままで10年海外ドラマ関係のWeb日記をつけて一度もできなかったことをやる、と。全話レビューだ。しかも点数までつけてしまう(5点満点) これが可能になったのは twitter …

海外ドラマ: スーパーナチュラル 66話『幽霊病』

S!DTVの第4シーズン放送から、たまたま定期録画の時間にひっかかって観るようになった『スーパーナチュラル』だけれど、正直、思っていたより面白い!“イケメン兄弟ふたり旅”という荒っぽい説明を聞いて、勝手に耽美的な、ターゲットを女性向けに絞ったもの…

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』 映画感想

今年の年貢を納めてきた。『ゴジラ対ビオランテ』以来、なんだかんだで毎年のように納めている怪獣人生。毎年まいとしダメ映画だとわかっているのに、どうしても観てしまう。どんな怪獣映画にも、必ず一片の怪獣への想いがあり、観るべき絵、観るべきSF性が…

『2012』 映画感想

久々にデカい映画だ。エメリッヒの『インディペンデンス・デイ』は素晴らしい映画だと思っているので、あれを超えるエメリッヒ映画は二度とあるまいと思いつつも、数年に一度、彼のあの映像と“モラル”が見られるかと思うと、うきうきと足を運んでしまう。以…

海外ドラマ: HEROES 第55話『聖域』

あまりに設定が広がりすぎて迷走していたかに見えた『HEROES』だけれど、新チャプターになって設定がやキャラクターがどんどん整理されてきたようだ。僕も次第に視聴意欲を取り戻してきた。特に最近の55話、56話では、ヒーローたちと対峙するヴィランたちに…

『ベガーズ・イン・スペイン』 読書感想

“ベガーズ”って何のことだろうと思ったら、乞食(beggar)のことだったのね。カタカナで書かれるとなんか高尚な言葉にみえてしまう。そういえばニュージーランドでは、誰かに向かって悪態をつくとき「バガ!」と言ってたけど、あれも beggar の音変化だった…

スタートレックでムカつくことトップ10

みーんな考えてるけど、口にできないことってあるよね? そんなわけで(どんなわけだ)2003年にちょっと訳した "Top 10 Things I Hate About Star Trek" を再掲。こちら経由で知ったコレが元ネタです。ノリ重視でかなり超訳してます(訳出してないところも多…

『超弦領域』 読書感想

2008年日本SF傑作選。別に酔ってるわけでもないけど、書きたいことをかいちゃおう。 『ノックス・マシン』ミステリの事に通じてなくても、まっとうに面白かった。観慣れた/読みなれたタイムトラベルネタでも、ちゃんと説得力のある文章を書ける人の手にかか…

海外ドラマ: HEROES/ヒーローズ 第40話『死にゆく光』

――レベル5から脱獄した“人形つかい”(パペットマスター)能力者エリック・ドイルは、小さな劇場を支配していた。彼を追ったメレディスは、ドイルの能力に捕らえられ、歪んだ愛情の対象とされようとしていた。メレディスを助けるために劇場に入ったクレアとサ…

海外ドラマ: ギャラクティカ 第49話『サボタージュ』

――離陸直後のラプターがエンジントラブルにより遭難、燃料不純物が原因だと判明する。チロルは調査のために燃料精製船ヒテイ・カン号に入るが、そこで目撃したのは劣悪な労働条件と、旧植民地惑星の出身地差別がそのまま固定化されてゆく現実であった。船団…

映画『スター・トレック』を観るときに知っとくとほんの少し得すること。

なんにも知らずに観ても楽しめる映画だけど、設定をちょっと知っとくと理解がスッキリするかもしれない事柄を。舞台設定 時代は23世紀(2200年代)中ば。地球人は既に150年以上も前に異星人とのコンタクトを果たしており、地球に異星人がいる光景は当たり前…

海外ドラマ: 『ターミネーター: サラ・コナー クロニクルズ』観る前から残念感あふれる状況に

遅いフォローだけど、『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』はどうも現状シーズン2で打ち切りっぽい。まあ次シーズン製作にGOが出るまで間がある事もけっこうあるみたいなんで、まだ可能性がないわけじゃないけど、放送中からけっこう評判わるかっ…

海外ドラマ: ジャーニーマン 第4話『ブラインド・デートの結末』

春からFOXチャネルで始まったシリーズ、プレミアエピソードを見逃したんで設定が掴みきれずとまどってるんだけど、第4話から観はじめた。主人公ダン・ヴァサーがショートタイム・タイムスリップを繰り返し、過去と現在の人々の運命に触れてゆく物語なんだけ…

海外ドラマ: HEROES/ヒーローズ 第30話『ウイルス』

だらだらと観てる。マシ・オカせんせい、Time-Space continuum の訳語は時空連続体ですよ。ジクウカンレンタイ(Jikuukannrentai/時空間連体?)なんてコトバを造るんじゃあない!うん、ヤダなーと思うんだSFファンて細かいとこにうるさくて。でもたとえば化…

海外ドラマ: THE LISTENER シーズン1 プレミア『自立』

――トロントの救急救命士、トビー・ローガンには秘密があった。彼は他人の思考を“聴く”ことができる、テレパスなのだ。子供の頃からこの能力に悩まされ、コントロールするすべを身につけていたトビーだが、ある朝、自動車事故に遭った女性の強烈な思念が、彼…

海外ドラマ: スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 劇場版

NHK-BShで、31日から始まるアニメシリーズのプレミアエピソードになる劇場版をやってる。テレビ放映権の絡みでFOXとワーナーのロゴが同居する不思議な作品。劇場でも観たけれど、テレビで見直すとやっぱりコレ、演出もテンポ感もテレビサイズのムービーなん…

海外ドラマ: ギャラクティカ 34話(シーズン3 プレミア)『ニュー・カプリカ』

遂に日本でも放送か! と雀躍したのがついこないだの事のように思える。スカパー! のギャラクティカは、シーズン2後のインターバルもそこそこに第3シーズン突入。 ――惑星ニュー・カプリカに逃れた人類が、サイロンに制圧されてから4ヶ月。バルター政権はサ…

海外ドラマ: ロボコップ:プライム・ディレクティブ

2000年に作成されたミニシリーズ。“ダーク ジャスティス”,“メルトダウン”,“リザレクション”,“クラッシュ&バーン”の4話構成。 ――ロボコップ開発から10年が経った。開発元の総合企業オムニ社(OCP)は、人工知能による行政サービスの完全自動化ソリューシ…

ロバート・ピカード ハゲの伝説

注:このエントリは旧サイトからの転載です。 ロバート・ピカードという俳優がいる。1953年生まれ。白人男性(恐らくイタリア系)。彼は1995年から2001年まで放送された『スタートレック:ヴォイジャー』に、ドクター役でレギュラー出演し、ユーモラスな演技…

『人類、月に立つ』 海外ドラマレビュー - 人類最大の冒険

映画『アポロ13』で主演し、今や時代を代表する俳優となったトム・ハンクス。いくつかの映画の制作側にも立ってきた彼だが、彼の製作者としての最大の業績は映画ではない。テレビだ。フロム ジ アース トゥ ザ ムーン(邦題: 人類、月に立つ)は、彼の総指揮…