farsite / 圏外日誌

Gaaoline's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

『ベター・コール・ソウル』シーズン1感想

『ブレイキング・バッド』のスピンオフである『ベター・コール・ソウル』。スピンオフは大ゴケすることも多いので、おっかなびっくり観始めたんだけれど、いやびっくりした。これ、オリジナルシリーズよりも好みだ。ジミーというテレビの向こうのダメ人間に…

X-ファイル シーズン5 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『X-ファイル』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第5シーズン。 あらすじ いよいよ国家規模の大陰謀が明らかになる。モルダーはこれまでのUFO神話が、すべて国家の秘密組織に偽装され、でっち上げられたものだと知り、ショックを受け…

新スタートレック シーズン5:海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『新スタートレック(スタートレック:ザ・ネクスト・ジェネレーション)』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第5シーズン。 あらすじ クリンゴン帝国政変の陰にあったロミュラン帝国の陰謀を、艦隊を率い砕いたエンタープライズ号のク…

『フラーハウス』 - ただの懐古と思ったら、この設定は巧い!

Netflixでおそるおそる観た『フラーハウス』。第1話を見終わったところで、思いがけず感動している自分に気づいた。懐かしさにじゃなくて、新しい設定の妙味に、だ。 新世代の物語 番組のテイストは、20年前と一部も変わらない。よくぞここまで大胆に「懐古…

オデッセイ(火星の人)- 愛のない映画

要はそういうことなんだと思い至った。『オデッセイ』(原題:火星の人)の中には、いわゆる「愛のちから」の描写が無い。その結果、『オデッセイ』は素晴らしいテーマを表現した、むしろ愛に満ちた映画になった。 あらすじ 火星に取り残されたのでなんとか…

『ブラック・スキャンダル』ジョニー・デップがとにかく怖い映画。

実話をもとに、南ボストンのアイルランド系住民コミュニティを支配するモブ(ギャング)の姿を描いた『ブラック・スキャンダル』。原題は "Black Mass" つまり「黒ミサ」で、確かに教会(コミュニティや忠誠心の象徴)が印象的に現れるシーンもあるけれど、…

国立新美術館 18th DOMANI・明日展

国立新美術館の企画展『18th DOMANI・明日展』に行ってきた。文化庁の『新進芸術家海外研修制度』の成果物の展示会。 ここ3年ぐらい、新美術館の若手芸術家展に行っている。ふと行こうと思うとたまたまやっているから、という程度のものだけれど、毎回とても…

会津若松『會津蔵武』の日本酒

雪の降った会津の東山温泉に宿を取り、タクシーで街場まで出てお邪魔した『會津蔵武』は、会津の日本酒をたっぷり楽しめるお店。こちらも東京でお勧めされて来訪。 お店は堀囲いのカウンターで、マスターのお話しを聞きながら利き酒ができる。マスターと呼ん…

セルフリッジ 英国百貨店 シーズン2感想 - 声優 唐沢潤の演技ときたら!

前世紀初頭のイギリスを舞台にした群像史劇『セルフリッジ 英国百貨店』。吹き替えで追っかけていたけど、この作品の華といえばなんといってもレディ・メイを演じる唐沢潤の演技! これにつきると思う。 男性であるセルフリッジさんを主役にしつつも、一貫し…

会津若松(西若松) 『鶯宿亭』の蕎麦

会津若松でおいしいお店を、と旅慣れた人に訊いてお勧めされたのが、鶯宿亭(おうしゅくてい)。2軒あって、1件は市役所近くの繁華街にある大手町店。こちらは夜営業の居酒屋。もう1件が西若松駅のほうにある飯寺店。こちらはお昼もやっている。 繁華街のほ…

セルフリッジ 英国百貨店 シーズン2 - 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った、英国ドラマ『セルフリッジ 英国百貨店』(原題: Mr. Selfridge)おおよそ140文字エピソードガイド&感想、シーズン2(全10話)。 あらすじ 第一次大戦の始まる1914年、ロンドン。開業から5年を迎えたセルフリッジ百貨店は順調に業績を伸ば…

スター・ウォーズ フォースの覚醒 - 映画感想:チューバッカのごとくありたい。

びっくらこいた! スター・ウォーズを手に入れたJ.J.エイブラムス。手癖の強い彼は、スター・トレックぐらいオリジナルシリーズとテイスト変えてしまうかもしれないと不安になっていたが、きちんと作ったのである。やはり思い入れの強さが違った。あとスタト…

独裁者と小さな孫 - 映画感想:立体的なひどい目体験映画

亡命イラン人作家モフセン・ マフマルバフがジョージア(グルジア)で撮影した、その名のとおり独裁者とその孫を主人公にしたロードムービー。一種の地獄めぐりで、視聴者は彼らとともに、辛い現実を何度も目撃することになる。 あらすじ とある国。富を謳歌…

黄金のアデーレ 名画の帰還 - 映画感想:人生を賭けた法廷劇

あらすじ 実話をもとにした物語。第二次大戦期にナチスの迫害から逃れ、オーストリアから米国に移住したマリア・アルトマンは、姉の死を契機にナチスに接収された叔母の肖像画を取り戻すことを決意する。しかし、それは今やオーストリアの至宝と呼ばれ、美術…

アクエリアス 刑事サム・ホディアック - 海外ドラマ全話レビュー

現在スーパー!ドラマTVで放送中のTwitterを使った『アクエリアス - 刑事サム・ホディアック』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第1シーズン。 あらすじ 1960年代アメリカ。ベトナム戦争とニューエイジの時代に、ひとりの怪物が生まれる。チャールズ…

ガールズ&パンツァー 劇場版 - 映画感想:緻密なハリウッド的アクションの極致

あらすじ 現実とは少し違う世界。第二次大戦後、日本では学園と都市機能を備えた巨大な艦艇が幾隻も建造され、多くの子らがそこで学んでいた。いっぽう戦争の道具であった戦車は、戦後“戦車道”という武芸として世界的に地位を獲得、国土に広がる多数の原野や…

007 スペクター - 映画感想:あかるくたのしいボンド映画

あらすじ スカイフォール事件によって本部の崩壊した英国MI6 秘密情報部は政治的な窮地に追い込まれていた。MI5 保安局との合併、ダブルオーセクションの閉鎖が取りざたされる中、007は先代Mの残した言葉からある犯罪者を追い、ひとりメキシコにいた……。 感…

X-ファイル シーズン4 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『X-Files』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第4シーズン。 あらすじ 人々を裏から支配する政府の陰謀がいよいよ明らかになる。しかしそれは異星人と関連があるのか? UFO信仰を利用され政府に操られていたのではないかというモルダ…

海外ドラマは“特攻”をどう描いているのか

帝国時代の日本の「特攻」の精神性は、欧米には理解されないのか。あるいは自爆テロの行動原理は、我々には理解できないのか。どうなんだろう。 実はアメリカのテレビドラマでも、主人公側が特攻をかける描写は結構ある。中には直接的に神風特攻隊に言及し、…

Law&Order: UK シーズン3 - 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『ロー&オーダー:UK』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第3シーズン。本国では第5,6シーズンとして放送された。 あらすじ 英国検察庁ロンドン支局では局長のキャッスルが退任し、後任のヘンリー・シャープ検事が指揮を執ることにな…

Law&Order UK シーズン2 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『ロー&オーダー:UK』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第2シーズン。本国では第3,4シーズンとして放送された。 あらすじ ロンドン各地で起こる重大犯罪は、ナタリー・チャンドラー警部補指揮下のセントラルロンドン署重大犯罪課に…

Surface Pro4のユーザー層は、その思想性故に誤解されている。

ゲイツ様が興され今なお栄光の道を進み続けるMicrosoftは、今回麗しくも完全なSurface Pro4とSurface Bookを我らにお示しになった。ところが、Surface Bookのインパクトからか、Surface Pro4を中途半端なデバイスだと書いている、たいへん不遜な記事やコメン…

茅場町『がんぎ』の立ち飲み

むかし働いていたオフィスの近く、茅場町と八丁堀にそれぞれ1店ある立ち食い蕎麦の『がんぎ』は、夜になると立ち飲み屋になる。蕎麦は、これを立ち食いの値段で食べていいのかという味だけど、夜のつまみの味もとってもいい。常連のおっさんたちに紛れて、久…

ジョン・ウィック - ある意味SF的な発想の映画

あらすじ 犬を殺したらとんでもないことに。 感想 この映画を観てなぜか頭に浮かんだのは、『ヘルボーイ2』だった。あの映画は現代に生きる悪魔や神秘的存在が描かれているけれど、その中でニューヨークのどこかに“妖精の街”があることが描かれる。それを思…

アクトレス 女たちの舞台 - 女の時間をどう描くか

原題は『シルス・マリア』。その名の土地で稀にみられる、谷に沿って蛇のように流れこむ雲霧“マローヤの蛇”が、映画の鍵となってる。映画の中で、人生あるいはその時間とは、霧のように手に取ることはままならず、しかし蛇のように人生を縛るものとして描か…

ベター・コール・ソウル:海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使ったNetFlix配信中のドラマ『ベター・コウル・ソウル』の全話レビュー。 各話視聴後に追加していきます。 あらすじ 2002年、アルバカーキ。のちにソウル・グッドマンを名乗る弁護士ジミー・マッギルは、きょうも公選代理人で日銭を稼いでいた。ジ…

ナイトクローラー: 悪魔はどこに棲むのかという映画

『ナイトクローラー』は、『ゴーン・ガール』のようにサイコパスを主人公に据えた一種のピカレスク映画だけれど、この作品はテーマをもう少し進めて、現代における悪魔の実在を描いているのだと思う。そう思わせる表現が各所にあり、観終わってみると、この…

インドカレーの店の良しあしはサラダで決まるのでは。

この10年で都内ではずいぶんと増えて当たり前になった、インド系のカレー屋さん。たいていインド人らしきひとがやっているお店だ(パキスタンやバングラディシュのひとかもしれないけれど)。同じく雨後竹のように増えた居ぬき中華の店と同じで、裏にはフラ…

新スタートレック シーズン4: 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『新スタートレック(スタートレック:ザ・ネクスト・ジェネレーション)』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第4シーズン。シーズン5以降も続けますが、シーズン1~3のレビューはどうしようかな……見飽きるぐらい見たもんな……。 あらす…

Law&Order クリミナル・インテント シーズン2: 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『ロー&オーダー:犯罪心理捜査班(クリミナル・インテント)』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第2シーズン。 あらすじ ジェームス・ディーキンス警部率いる重大犯罪捜査班の刑事ロバート・ゴーレンとアレクサンドラ・エイムズのコ…

刑事フォイル: 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った NHK BSプレミアム放送中のドラマ『刑事フォイル』の全話レビュー。 各話視聴後に追加していきます。 あらすじ 第二次大戦さなかの1940年、イギリス南部の町ヘイスティングス。軍務を希望しながら人手不足を理由に赴任してきた警視正ジョン・…

銀座『黒猫夜(くろねこよる) 銀座店』の紹興酒と南方中華

テレビで中国南方の秘境料理みたいな特集を見てしまい、どうしても普段の中華でない中華料理を食べたくて、このお店を選んだ。最初は六本木店に行こうと思ったのだけど、いっぱいだったので銀座店。お店はクラブやキャバクラの入居するビルの上階にあるので…

キングスマン:格差社会の怨嗟を込めたからこその傑作

ある意味すっごくしんどい映画だった。傑作であることは間違いなくて、とってもフザけた内容で、スタイリッシュに描かれたスパイアクションだ。だけど、その毒に満ちたファンタジーは、劇中挿入される現実のイギリス下層社会に鬱積している感情の発露だ。イ…

ピエロがお前を嘲笑う - とても誠実なドイツのハッカー文化映画

なんとも人を喰った邦題になったけれど、単館上映でひっそりやってるドイツ映画『ピエロがお前を嘲笑う』は、びっくりするほどリアルに、ハッカーの生態を描いた作品だ。いやどこまで現実に即しているかはわからない。だけど、映画の中のハッカーたちの行動…

レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー シーズン2: 海外ドラマ全話レビュー(ジジイ中心)

Twitter使った『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』シーズン2おおよそ140文字全話エピソード・ガイド&感想(全12話)。 本シリーズはジョン・ヴォイト演じるミッキー・ドノヴァンのキャラが最高すぎるので、彼中心にレビューします。なお、シーズン1はまと…

X-ファイル シーズン3 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『X-Files』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第3シーズン。 あらすじ 墜落したUFOから奇跡の脱出をし、証拠映像を得たはずのモルダー。しかし陰謀組織の振るう力により、真実は遠ざけられ、巻き添えとなったスカリーの姉が命を落とす…

ジュラシック・ワールド: 戸田奈津子氏は誤訳をしたのか?

なんだかもやもやしている。たいへん面白かった映画『ジュラシック・ワールド』で、字幕翻訳の戸田奈津子氏が「また誤訳をした!」というツイートが、何件かRTされてきた。言われているのはクライマックスの「歯が足りない」という字幕だ。 これ、誤訳なんだ…

福岡 - 渡辺通『レスタッシュ』のフレンチ

ニューオータニの近く、住宅街にある小さなお店。スタンダードなメニューだけど、肉といい野菜といい、近場の旬なものをきちんとした調理でいただくことができた。初夏のメニュー、とうもろこしのポタージュは甘すぎず新鮮、三筋肉のステーキの感触は面白い…

『コングレス 未来学会議』 / 『泰平ヨンの未来学会議』: 自由意志とはなにか

『コングレス 未来学会議』は、原作の『泰平ヨンの未来学会議』を驚くほど忠実に映画化している。主人公は独り者の宇宙飛行士、泰平氏から、女優ロビン・ライト(本人役!)に変えられているし、ほぼ全編アニメーションになっているけれど、レムの描いた世界…

マッドマックス 怒りのデスロード:一度でも精神を患ったことがあるなら、もう一度見るべき映画

『マッドマックス 怒りのデスロード』はいろいろ驚きのある映画だったけれど、一番驚いたのは、女性の解放という物語の骨格でなく、主人公マックスのキャラクターだった。メル・ギブソン版マックスのマッドは「怒りでなにをしでかすかわからない」ぐらいの意…

Law&Order 犯罪心理捜査班 シーズン1 全話レビュー

ロー&オーダー 犯罪心理捜査班(クリミナル・インテント)第1シーズンの、140文字全話レビュー。面白くなるのはまだまだこれからだが、シーズン後半は物語にバラエティも出てきて楽しめる。

札幌 - すすきの 『AKI NAGAO』のフレンチ

北海道の出張の末、飛び込みで入ったすすきののレストラン。キクイモとオマールエビのポタージュが印象に残っている。鹿のパテや三元豚も食べ応えがある。

『チャッピー』キリスト教の倫理観

個人的にこれを『ロボコップ4』と呼ぼう! ロボットの在り方はロボコップとほぼ同じ、ただ違うのは、ロボコップがロボットから人間への回帰だったのに対し、本作が新しい知的種族の発生を描き、テーマが外に広がっていくことだ。 あらすじ 荒廃した南アフリ…

『海にかかる霧』映画レビュー: これぞ韓国映画!

韓国版極悪タイタニック。漁船の密室空間でおこる惨劇、そして登場人物がどんどん狂っていき、人間の持つ本性が明らかになっていく。冒頭で緻密に描かれた日常が、終盤の圧倒的な異常空間と見事な対比となっている。

夢日誌

久々に夢らしい夢を見た。 ニュースで東京タワーがリニューアルしたと言っている。日本の顔となる建築に作りかえると同時に、テロ事件を踏まえて外部からの衝撃や地震に非常に強い安全な構造にしたというアナウンスを伴い画面に出てきたのは、メイン展望台か…

Law&Order UK: シーズン2(シーズン1後半)- 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『ロー&オーダー: UK』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第2シーズン。 注: 日本のスーパードラマTVの放送では英国のシーズン1と2をあわせて “シーズン1” とカウントしている。 あらすじ 英国検察庁ロンドン支局では、アリーシャ・フ…

食い意地: 乃木坂『レストラン・FEU(フウ)』のクリスマスディナー

乃木坂の駅に昔からあるレストラン・フウ。シェフのスペシャリテをいただいた。なんといっても特筆はオマールエビ。カレー風味をつけパイナップルを和えたソースが驚くほど合う。ベリーとフォアグラのテリーヌを和えたものもクリスマスらしく、かつ新鮮な味。

ショートフィルム "Wanderers"

エリック・ワーンキストによるショートフィルム、"Wanderers" (ワンダラーズ、放浪者)。 Wanderers - a short film by Erik Wernquist from Erik Wernquist on Vimeo. 素晴らしい映像表現! ぜひ高速回線・大画面・高音質でご視聴を。 ナレーション翻訳 劇中…

セルフリッジ 英国百貨店 シーズン1: 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った、英国ドラマ『セルフリッジ 英国百貨店』(原題: Mr. Selfridge)おおよそ140文字エピソードガイド&感想、シーズン1(全10話)。 あらすじ 1909年のロンドン。米国から移住してきた実業家ハリー・ゴードン・セルフリッジは、その中心部ウェ…

X-ファイル シーズン2: 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『X-Files』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第2シーズン。 あらすじ モルダーとスカリーを裏から支えていたディープ・スロートが殺され、X-ファイルはタバコの男の差し金で閉鎖となった。スカリーはFBIアカデミーの指導教官となり、…