farsite / 圏外日誌

Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

南半球に戻る

 飛行機は予定どおり12時前に、ニュージーランドはオークランドの国際空港に到着。そもそも越冬するためにクソ寒い国に行ってきたんだから矛盾もいいとこなんだけどまぁとりあえず、某国での越冬は終った。どこの国に行ってきたのかは、も少しだけ秘密にしとこう。

 しかしまあ、つい昨日の晩まで某国の首都にいたというのが不思議でならない。残雪と喧騒にまみれた巨大都市でおもしろおかしく喰う寝る遊ぶ三昧で最後の最後にゃ人で溢れる空港で別れを惜しんで思いがけずも涙したっつうに、一夜明けたらなんだここは! 空は青く雲は低くたなびき、むし暑く、人は少なく空港はガランと廃墟のよう。

 文無しなのでタクシーに乗らず、シティ-エアポートのシャトルバスに乗る。典型的なキゥイと言うべき赤焼けした白人の運転手が、訛りまるだしの英語で陽気に話しかけて来る。「でぁうんてぁうん(ダウンタウン)」てな発音に、思わず懐かしいと思ってしまう。

 バスはぐるぐると都内を廻る。窓の外を行き交うカラフルな人々……文字通り肌の色からして違う人々、その様子が、なんというか、実に愉快に感じられる。寂れた街にも味わいが感じられる。本当に、不思議でならない。昨日あれほどまで戻ってきたくなかった街なのに、いまこの瞬間、この場所で、何もかもがハッピーだ。

 妙にハイなので、アパートに戻ると荷物も置きっぱなしにして水シャワーをあび、そのまま大学に行って5時まで授業を受けちまった。メシ喰ったりテレビ見たりして、深夜には某さんとアパート上階の某さん&某さんが訪問し土産渡してそのまま久々バカ話。帰っても寝つけず、3時ごろまでネットして起きていた。時差ボケでもあるまいし。

  • 機内食
  • 昼オレンジジュースとクッキーを辛うじて。
  • 夜ケバブ。ラム。久々の中東風味! だが不味くて残した。