読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

farsite / 圏外日誌

Gaaoline's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

エレクトロニクスの生き証人

Microsoft

ある意味驚くべき話なんだけど、ことし喜寿を迎えた祖父が、コンビニで Windows XP を買ってきた。で、それをインストールしたり、周辺環境を整えたりを頼まれた(というかまあ買って出た)わけだ。自分のテクノロジー好き・新しモノ好きは髪質と同じく祖父から隔世遺伝で来ているらしい。

で、はじめて祖父のPCを本格的にいじくることになったんだが、凄かった。いやコンピューターそのものはよくあるソーテックの安いヤツなんだが、その“置かれている”環境が。

祖父の家はもともと曾祖父の時代、本家のある谷を出て安く出たのっぱらに戦後建てられた、文化住宅とそれ以前の民家の端境期的様式の平屋住宅で、その後改築に改築を重ねて今も建っている。そんなわけだから電話線も当然古いパルス式アナログ回線だったのを、何年か前にPCを買ったときについでにアップデートして、トーン式を飛び越してISDNにしてしまった。まずそのラインが1箇所にしかない古いジャック(昔はこのすぐ傍に黒電話が置かれていてそれで十分だったのに)から梁を伝ってPCのある部屋まで伸びて、PC直前で分岐して別の部屋の電話機にリレーされている。更にPC内蔵のテレビチューナを活かすためにこれまた一本しかない地上波テレビのラインをPC裏まで延ばし、ここでブースタを噛ませておなじ部屋のテレビに分岐させており、更になぜかBS放送の線も重なり通っていて、そこからおり返すようにビデオ・テレビ・スピーカ等を結ぶAVケーブルが絡まっている。その上にハブを経由するプリンタ等あらゆるPC周辺機器の長すぎるUSBケーブルが加わり、そして窮めつけは部屋のわずかなコンセントからタコ足にタコ足を重ねてあらゆる家電製品に繋がっている無数の電源ケーブルだ。

と、つまり。この部屋のパーソナル・コンピューターの裏には、無数のケーブルがまるでエレクトロニクスの地層のように折り重なっていたのだ。新しい家電が導入されるたびに新しい線が重なり、古い線は抜かれたまま放置され、埋もれた。事実、ぼくはここから、両端がどこにも繋がっていない電話ケーブルと、全く不必要な電源延長コード、用途不明のUSBケーブル(多分壊れたという古いプリンタに繋がってたんだろう)などを発掘した。USBは便利なのはいいんだが、いくらでも継ぎ足せるという機能のせいでいつのまにか氾濫してしまうようだ。AVケーブルも30cmの長さで用足りるのに、付属の中途半端に長いケーブルを使うとこうも絡まる。タコ足配線に至ってはよくこの数十年間火災を起こさずにきたものだ。将来プラズマテレビが安価にならないことを祈るばかりである。

しかしまあ、そんな歴史ある配線を整理し終わると、なにか心理的境地のようなものに達してしまった。エレクトロニクスとはひとのココロを豊かにするものだなあ。

  • 朝シリアル。
  • 昼KFC。無性に食べたくなって。しかし時間帯をハズした為ヒエヒエのバサバサ。クソ。
  • 夜刺身など。