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farsite / 圏外日誌

Gaaoline's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

Windows XP

Microsoft

承前。で、Windows XP をインストールして使ってみたんだけど、ゲイツ様はまた素晴らしい努力をなさってこのOSを作り上げられたのだなあ、というのが正直な感想。我々末端のユーザーのコンピュータに対する不安感を出きる限り取り除こうという真摯な努力が、いままでのアップグレードバージョンに増してひしひしと、痛々しいまでに伝わってくる。

インストール作業からその後のハードにあわせる設定作業まで、今まではいちいち手動でやらなければならなかったことをあれもこれもすべてOSがやってくれて、なおかつそのいくつかは親切にOSが何をどうしたかアナウンスしてくれたりもする。スタートメニュも右クリックコンテキストも整理、改良され格段に使いやすい。またISDNとはいえ常時接続になったお陰で、ドライバの更新などの問題やサービスも非常に快適に受けられるようになっている。いや実際快適かどうかは不明だが、絶大な安心感を与えてくれるのだ。

こういった変化を目にするたびに脇で見ている祖父に告げるのだが、祖父ぐらいのライトユーザーになると、ホントただただ「便利になったなあ。便利になったなあ」としか言えない。そして真に凄いと思うのが、おそらくこのOSのインストールは僕がいなくても祖父のみでちゃんとできて、そして祖父は何が便利になったのか気づかないまま、何の不都合も無くあるがままに使っていただろうということ。進歩した科学技術は魔法と区別がつかないと言うが、真に便利になったOSはどこが便利なのかわからない。まったくもって全人類80%のユーザーに責任を持つゲイツ様の努力に、こうべをたれるのみである。

しかし個人的に言えば、僭越ながら少々、気になるところもある。このように全ての技術的問題を自主的に解決してくれる、まるで空気のように使える崇高なOSをゲイツ様が目指すのであれば、それはもうすこし無個性なデザインであって欲しい。例えばファイル検索時に犬のキャラクターが出て来たりするのは、すこし、気になる。

コンピュータというモノは、便利だがときに機械的な冷酷さを認識できるぐらいが、ちょうどよいと思うのだ。システムエラーが出たときに「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」などと言われると、それがどうもネットワークの向こうから聞こえるゲイツの声のようで、気恥ずかしくも恐縮である。これはまるで、天から見守る神から謝罪されたような気分だ。

次のOSは、もうすこし冷徹に、例えば質問してもハスキーな女性の声で「質問の意味が不明です。パラメータを定義しなおしてください」と返答するような、雰囲気があったら嬉しいです。ゲイツ様。

■朝食べず。■昼うどん。■夜すきやき。