カストロ議長ですらスーツを着るようになった21世紀、何故キムジョンイル委員長（韓国ではこう呼ぶ）だけが未だにジャージ姿なのか。長年ぼんやりと考えてきたが、最近やっと明確な解答にたどり着いた。
彼がネクタイの結び方を知らないからに決まってるじゃないか。もう還暦になった世界最強のとっつぁん坊やとしてのプライドが、他人にネクタイの結び方の教えを請うとか、よもや他人に結んで貰うとか、そういう行為を妨げていることは明白だ。こんな簡単な解に気づかなかったとは、まさに灯台下暗し。
彼は今ごろ還暦記念祝典ででっかいスーツ姿の肖像画が掲げられてるのを自邸のプラズマテレビでちらっと観て、なんともいえない不甲斐無さにベッドの上を無意味にごろごろした後、いそいそとチャネルを外部入力にして闇ルートで手に入れた劇場版ウルトラマンコスモスのビデオを再生し、「実際操演よりCGIの方が綺麗なの見せつけられちゃうとな～。やっぱ宿命かな～」なんてひとりごちてるに違いないのだ。
