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Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

偽預言者の戦い

「MSと人類の戦いだ」 サンのマクニーリ会長吠える。……毎日新聞の記事だが、素晴らしい発言だ。そう、マイクロソフトが闘うのは人類、多様性の名を借りた破局的混沌と世俗的執着心による停滞という悪しき社会的重力に縛られた、古い人類なのである。そしてマイクロソフトこそが、古い人類を打ち破りヒトという種の革新をもたらすのだ。

現に見るがいい、マクニーリの発言を! 自らをマイクロソフトという巨悪と闘う勇者と装いながら、その裏にあるのは自社製品の姑息なまでの宣伝! これではまるで羊の皮を被った偽預言者そのものではないか!

これがひとつの企業を率いる人間の言葉であるというのなら、サン・マイクロシステムズという企業はあまりにも哀しいし、淘汰されるべきだ。ただほんの少し、サンの美徳を挙げるとするのならば、それはアップルの狡猾な悪魔ジョブスと違い、正々堂々と戦って滅びようとしている点だろう。

人類とは自然であり、自然が多様である以上、経済活動も多様性を維持すべきだと、ひとは言う。では問う、我々の“知性”とはいったい何なのだ。我々が進化のすえ勝ち得た知性とは、自然では無いものを作りださせるちからではないのか。

それは自然が与えたマニフェストであり、自然古来の多様性を脱却した、マイクロソフトによる新しい統一された世界の構築こそが、いま、我々人類の進むべき道、それ即ち人類が知性を得て以来常に夢想して来た、唯一の神への道だろう! 私には見える。ゲイツ様の頭脳より分厚い眼鏡を通して溢れ出る、知性の激光によって照らされたその道が! ああ、ゲイツ様……あたたかい……。



最近の食生活の乱れで左頬にぽつんとできたニキビを一生懸命潰してたら、思いっきり膿みやがんの。こりゃ残るだろうなドチクショー。たまたま健康診断に行ったので、ついでに抗生物質処方してもらう。保険証持たずにいったら、診察のほうは鉛筆で住所氏名書くだけで未払いでつけてくれた。さすがに薬品は実費を出して後に保険証提出で返金となったが、これってウソの住所書けばタダで診察できちゃうじゃん。いいの? あ、ワザとそういうユルいシステムにしてあんのかなあ。おカネとか無いヒトたちのために。

で、もらったヴィブラマイシンを食後に飲んでいまシャワー浴びてきたら、ド派手に血膿みが溢れ出てきやがった。トホホ、これって効いてるってことかなあ。硫酸ゲンタマイシン厚めに塗っとく。



ハノイは漢字で「河内」となることを知った。『世界の車窓から』で。やあ観てみるもんだなあ。北京読みでハーネイ。

 

やっと家からネットに繋げるようになったわ。