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Gaaoline's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

食い意地: 丸の内のオーストラリア料理『Salt』

きのうのこと。ひょんな事から4人で東京駅付近で食事をすることに。新丸ビルのオーストラリア料理『ソルト』。去年の秋に来たが、まさか1年後にまた来ようとは。

普通のコースでは多いので、プリフィクス5000円程度のものを。去年はあった鱒が無いのが残念。あれは季節モノだからな。店名どおり塩味の豊かな店だったけど、感心は二皿。

一皿目はアミューズというかシェフのウェルカムサービスとして出てきた半熟のウズラの卵。ハーブドソルト(セージだったか)をまぶしてスプーンに乗せてあるが、ひとくちで口に入れるとギリギリしょっぱすぎず、ハーブの風味、卵のコク、甘味(ブラウンシュガーかなんかもかけてあるらしい)で、絶妙なチューニング。これ、去年出された時はホントにしょっぱくて、何だろうと言い合ったものだけど、こういうフラジャイルなバランスを目指してたのね。

二皿目はデザート、ライチのソルベ。あまり考えずに選んで、安易なものを想像してたら、軟硬二種類の歯ごたえのシャーベットにマシュマロ、そして香菜の芽のようなハーブが散らしてあって、タピオカの入ったソースがかかってる。このハーブの鼻に抜ける香りが、甘味強めのソースやシャーベットに新鮮なカウンターになってる。おいしい。

あとアントレの羊も、甘くクリーミーなソースが良かった。鴨のムースもリゾットもうまい。ワインは『ピエロ』というソーヴィニヨン白。変なひっかかりがなくちゃんとしたものだけど、どうも平坦で味わい薄く感じられ、物足りない。舌がお子ちゃまだから、目鼻のはっきりした味が好きなのだ。残念は窓際角の席。スペースが足りず4人で座ると、奥のひとにサーブするとき手前のひとにゴツゴツ当たってしまう。構造上そうなるって分かってるんだから、対策を考えればいいのに。フォークとナイフが逆だったりしたのは、日曜夜の新人さんのご愛嬌。

なんだかんだでひとり1万円を越えてしまった。ここ1年食事らしいことをあまりしてなかったけど、いきなり思わぬ散財。でも東京駅5分圏内でナイフとフォークとを使う食事を、というときには、無理して三十何階にある店を選ぶよりはアリだと思う。肩肘張らないし、空いてて入りやすいし。穴場なのかもしれん。