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Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

海外ドラマ: ザ・ホワイトハウス 114話『始動』

NHKから落ちて以来あまり熱心に追っていないが、SDTVの Weekend4話連続放送で。病気引退したレオ・マクギャリーに代わり、CJ・クレッグが主席補佐官としてデビューするエピソード。

冒頭、CJに警備員が避難プロトコルを説明するシーンで、さらっと“マリーン・ワン”と言ってて意表をつかれた。そうか、空軍の“エアフォース・ワン”があるなら、海兵隊にも大統領専用機があるんだ! で、当然ながらそれは、何かあるとホワイトハウスの裏庭に降りてくるあのヘリなんだな。つうか今まで聞き取れなんだわ。

心機一転のエピソードだけに、オープニングの高揚感はかなりのもの。そして本編の濃密なセリフの応酬。言葉のひとつひとつが、歯車がかみ合うように、数式が解けるように、スムースに進んでゆく。久々に観ると、実に心地よい。

そして、シリーズ最後のキーマンのひとりとなる、マシュー・サントス下院議員も初登場。演じるのはジミー・スミッツ。傑作警察ドラマ『NYPDブルー』のシモーン刑事や、『スター・ウォーズ』Ep.2,3 のオーガナ元老院議員のヒト。吹き替えは清水明彦で、若手の下院議員という役どころを反映してか、他の作品に比べるとかなり軽い声に聞こえる。

ザ・ホワイトハウス〈ファースト〉 セット1 [DVD]
ザ・ホワイトハウス』はファイナルシーズンまでディスク化されるのかなあ。リンクは廉価版パック。2,000円でクオリティ・ドラマの最終進化形が堪能できる。