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farsite / 圏外日誌

Gaaoline's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

海外ドラマ: ザ・ホワイトハウス 第123話『勇気ある演説』

――農業の州、アイオワ。とうもろこしから生成されるエタノール燃料の推進こそ、この州の有権者の最大の関心事であった。アイオワ入りした大統領候補者の各陣営は、それぞれ支持を獲得すべく演説を始める。早々にエタノール推進を表明した現職副大統領の民主党ラッセル候補。大企業だけに利益が行くエタノール産業の構造に疑問を持つ民主党サントス候補は、支持率の為に支持演説をと説く参謀のジョシュと対立する。しかし、エタノール産業に批判的なのは、共和党の実力者ヴィニック候補も同様だった――

ホワイトハウスはまったく登場せず、補者の選挙活動だけに絞った内容。画質のトーンも落として、レース初期の足で回る地道な選挙戦を描いている。もちろんあらゆるシーンで誰かが何かをまくし立てるようにセリフを喋ってて、比喩やユーモアをたっぷり含んだ豊穣な語り口に酔わせてくれる。ジョシュがサントスに向かって言う「あなたのアイオワで票を得る確率は、小鹿が全米ライフル協会の会長になる確率より低い!」には笑った。

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そしていよいよ、アラン・アルダ演じる共和党ヴィニック候補が登場する。朝鮮戦争を舞台にした伝説のコメディシリーズ『M*A*S*H』で主演を演じ、最近では『ER』でアルツハイマー病を患ったローレンス医師の演技が際立っていた。どっしりとした重みと軽妙さが両立する演技。背の高さもあいまって、物凄い存在感だ。

物語の中でも、ジョシュとの二人三脚の活動で自分の意見を貫き通せないサントスに比べ、同じような状況でもぶれないヴィニックの姿勢が描かれ、いきなりそのその強さを強烈に印象付けることになる。今後第7シーズンにかけての活躍が楽しみで仕方ない。

あとはまあ、ジョシュとドナの関係もちょびっと気になるわ。