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Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

海外コメディ: マイネーム・イズ・アール 2-23『審判の時』(シーズン2 最終回)

低学歴低所得低モラルのダメ人間アールが、“カルマ”を落として更正しようと奮闘するコメディシリーズ。ラフトラック(笑い声)の入らないシチュエーションコメディだけど、今回は久々に腰が抜けるほど笑った。

――トラック泥棒をしくじりでメキシコでほとぼりを冷ましていた親友ジョーイ(バカ)が逮捕されてしまう。アールは彼女の残された夫(バカ)や子供たち(等しくバカ)のために証人を探すが巧くいかない。アールはジョーイの弁護士に相談をもちかけるが、その弁護士はろうあの美人でアールは一目ぼれ。恋はうまく行くかに見えたが、実は数年前にアールが弁護士の家に泥棒に入った事があるのがバレてしまう――

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シーズンファイナルのゲストは、ろうあ女優といえばこのひとマーリー・マトリン。映画『愛は静けさの中に』のアカデミー女優だけど、『ピケットフェンス』や『プラクティス』、最近は『ザ・ホワイトハウス』のジョーイ・ルーカス役と、クオリティドラマではおなじみの顔。『サインフェルド』や『スピンシティ』なんかにも出てたし、最近は『Lの世界』にも出てるらしい。なんつうか、ほかに誰もおらんのかってぐらい出てるよな。

で、もともと低所得者層の生活にフォーカスして、放禁スレスーレなネタをまわしてきたこのシリーズ、今回も暴走気味にろうあギャグをかましてくれた。前半から相当笑ったんだけど、後半彼女の家に泥棒に入るシークエンスのあまりのバカバカしさ(彼女の寝ているベッドルームにハシゴを突っ込んで窓をブチ破り、大声だして物色したあげくネコを盗む)にやられて、内容をすっかり忘れてしまった。

更に後半の法廷シーンでは、専属の手話通訳が誤ってカミソリを口に突っ込み負傷、代役の手話通訳が中国人のため更にアフリカ系(ジャマイカ?)の中国語通訳を立てて、弁護がムチャクチャになる(「裁判官!」が「ビッチ!」に)、お約束を絵に描いたような重訳ギャグも楽しめる。あーたのしかった!

ところでマーリー・マトリン、かなり好みの女優顔だ。目ぢからの強いたれ目というか、眉毛と目が"X"型になる顔って好きなんだよね。

マイネーム・イズ・アール、DVDは現在発売予定フェーズの模様。

愛は静けさの中に [DVD]

愛は静けさの中に [DVD]

実は観ていない。