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海外ドラマ: LOST 第27話『漂流』

いましがたチャンネル回しててちらっと、このエピソードのラストシーンが写ったんだが、ジンスの韓国語が、吹き替え版にもかかわらずかなりサマになってて驚いた。というか、韓国語から日本語に移ると、なんか韓国語訛りの日本語みたいに聞こえる! これはびっくり。

ジンス役のダニエル・デイ・キムはもともと韓国語を殆ど喋れないのに、“英語が喋れない韓国人”の役をあてがわれ、シーズンが経つにつれて立派な韓国語を喋るようになってきた。同様に、吹き替える新垣樽助の演技も進歩してゆくんだな。第4シーズンのいま、もっと堪能になってるんだろう。

面白いことに、英語を喋れる韓国人サンファを演じるのは、韓国語が堪能なキム・ユンジン『シュリ』のヒト)。吹き替え女優も洪英姫(たぶん『チョナンカン』のコリアンナレーションをしてたよね?)と、韓国語が喋れそうなヒトが当てられてる。アメリカでも日本でも、サンファ役がジンス役に韓国語を教えてたりするんだろうか。

まあ、これもある意味“韓国語をつかう仕事”なわけだ。僕は、短い社会人生活の中で“外国語ができるヒトが、仕事ができるヒト”でなく、“仕事ができるヒトが、結果的に外国語ができるヒト”になってゆくのだと肌で感じている*1。俳優・声優業でも同じように、ちゃんと演じられるヒトが、外国語での演技もモノにしてゆくのかもしれない。

ところで洪英姫、芸暦もかなり凄いと思うんだけど、いや、綺麗なヒトなんだなあ(なんか前のエントリでも似たようなこと書いたな)。

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視聴日誌補足新垣樽助ご本人のブログによると、やっぱりそうらしい。

*1:帰国子女に海外取引の仕事をさせても実績を出せないことが多い。外国語ができなくても国内で成果を出してるヒトに海外取引を任せると、数年のうちに言葉もモノにして充分な仕事をする。