みーんな考えてるけど、口にできないことってあるよね?
そんなわけで(どんなわけだ)2003年にちょっと訳した "Top 10 Things I Hate About Star Trek" を再掲。こちら経由で知ったコレが元ネタです。ノリ重視でかなり超訳してます(訳出してないところも多い)。
- 第10位:ドアがうるせえ
宇宙船内を3歩あるけば、プシューッとかウィーンとかバカでかい音がするドアにぶつかる。もしウチの会社の自動ドアがこんなんだったら、ひと月もたてば経理かどっかの人間がアタマどうにかなって銃持って暴れだすぞ。スコッティはまず潤滑剤の使い方を覚えろ。
- 第9位:“惑星連邦”
惑星の全てを管理し、貨幣制度を廃止させた政府? 怖い組織だ……。惑星統一運転免許試験なんてのもあるんだろう。そりゃ立派な宇宙船飛ばす人にゃいいんだろうが、連邦ごみトラックの運ちゃんだっているんだぞ!
ついでに言えばあのテラテラの服。いいか、あの服が似合う人間なんて世の中にゃほとんどいないんだよ! あれを着てる姿を見ないで済むんならいくらでもカネを積むんだが、貨幣制度が……。
- 第8位:極性を反転させてみます。
ラフォージ少佐たのむからなんでもかんでも極性を反転させるのはやめてください。ごくたまーにそれでうまくいくこともあるでしょうが、常識的にはそれやると大抵のものは壊れて、そのたびに基地に戻ったときエンジニアが全艦修理に駆りだされるんです。「第3客室のトイレに何をしたんだ?」「いや、ちょっと詰まっちゃったんですが、ジョーディが極性を反転すればいいとか言いだして……」
潤滑剤不足といい極性反転といい、今までエンタープライズが爆発しなかったのがむしろ不思議。
- 第7位:シートベルト
まあ聞いてくれ。最初の爆発で操舵席の人間が船長の頭上3メートルをキレイにふっとんだ時に誰かが考えたわけ。人がふっとばない装置を導入しなければ、と。それでエンタープライズ2号(1号は潤滑剤不足で爆発)に導入されたのが、下半身固定装置。イイ感じに股が締まるヤツだったが、結果「よーし宣伝どおりの効果だ! 見ろ、カークの上半身があんなところに!」
- 第6位:ヒューズぐらい付けろ
艦にエネルギー変動があるたびにコンソールからド派手に火花が吹き出しシートベルトしてないクルーがピカード艦長の頭を飛び越えるのはいかがなものかと。ジョーディは極性反転するヒマがあるなら宇宙電器屋でヒューズを買って来い。あと宇宙IKEAで椅子もだ。ヒューズが無いコンソールの前にいるクルーは、せめて座らせてあげようよ。
- 第5位:集団的意思決定
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- 2002年のベストSF番組『ファイヤーフライ』の場合
艦長「撃ち落とせ!」
クルー「本当に撃つんですか!?」
艦長「指揮系統ってのを知ってるよな? いわゆる、誰が上官かわかるまで俺がボコボコに殴り続ける系統というものだ」
クルー「アイアイサー!」
- 2002年のベストSF番組『ファイヤーフライ』の場合
- 第4位:クイズ
カーク、スポック、マッコイ、それから“ゴメス少尉”。このなかで上陸任務から戻ってこれないのは、だーれだ?
- 第3位:専門用語
ある晩、車のエンジンがかからなくなったんです。そこでバッテリーの極性を反転させエネルギーを衛星アンテナ経由で送って亜空間プラズマを発生させ時空連続体に亀裂を作り量子トンネル効果でプロトンをエンジンコアに充填して、問題を解決しました。ちょろいもんですよ。あと嬉しい副作用で、衛星のポルノチャンネルが無料で映るようになりました。
- 第2位:ホロデッキ
で、みんなあそこでシャーロックホームズごっことか、西部劇ごっことか、本気でしてると思ってんの? いやいやみんなわかってるでしょ? ホントはあそこを何に使ってるか。そんなわけでエンタープライズでいちばん悲惨な任務といえば、ホロデッキの拭き掃除なのでした。
- 第1位:艦隊の誓い
“内政不干渉の原則”なんて、実にアホらしい規則だ。ワーナーの映画で火星人マービンが金星を見るのに邪魔だからってんで地球を壊そうとしたのを、バッグスバニーがヤツの兵器を盗んで防いだの、覚えてる? スタートレックワールドでは、バッグスバニーは連邦刑務所でおつとめ中です。テラテラの服を着たデブのオバハンが1日中ドアをプシューップシューップシューップシューッ言わせてる刑務所で。そんな地獄に一生いるぐらいなら、地球がブッ壊れるぐらいの爆発オチの方がまだいいよ……。