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Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

Microsoft Surface レビュー: Part1 基本的な使用感など

久々にこのタイトルでWeblogを書くことにした。以前書いたのは、ブログと言わず「ウェブ日記」と言ってた時代だけど。

 

さて、アップル全盛の世の中で迫害を受けながら生きるマイクロソフトファンとして、どうしても欲しかったタブレットデバイス "Surface" 。日本での発売は全くの未定ときいて絶望しかけてたけど、たまたま同僚がニューヨークに出張していたおかげで、発売日の朝8時に買って12時の飛行機で日本に輸入されて、手元にやってきた。いやー祈れば想いは通じるもんだ。

そんなわけで、最初の触感を動画にまとめてみた。開封までのレポートは週刊アスキーにあったので、開封後の取り回しを。

レビューリンク

初代SurfaceRT レビュー: Part2 / Part3 / Surface2 レビュー 

取り回し ―― 持ちやすい!
形状からもっとも危惧していたのは、その大きさ・重さだった。横長のHD画面のため
サイズはiPadに比べかなり大きい(長い)。カバーをつけない重量はiPadを切るぐら
いだけど、それでもパッケージの箱を持った時は、“ずっしり”という感覚があり、不
安をおぼえた。
ところが実際に使い始めると、そんな不安は消え去っていた。縦長のサイズも、小脇
に抱えてみるとすごくフィット感がある。長さと重さのつり合いがとれているんだろ
う。カバーの手触りともあいまって、まるで普段仕事につかっている紙のノートを
持っているような感覚だ。

 

キックスタンド&タッチカバー ―― Officeがあるからこそ引き立つ

iPadユーザーに見せるとやっぱり羨ましがられるのは、画面カバーを兼ねたキーボード。本体から展開するキックスタンドとあわせて、ノートPCライクに使える。これに、MS Office が標準で入って$499からだから、仕事でMS Officeを使ってるひとにとっては凄いお得感がある。

タッチカバーはそのなの通り、打鍵感のないキーボードだけど、意外とはやく慣れた。悪評も目にするけど、スマートフォンが出始めの頃、あれだけやりづらかったフリック入力にみんなが慣れていったことを思えば、はるかに簡単だと思う。

ただ、@の入力がShift+2というのは、さすがに妥協しすぎだと思う。また日本語キーボードじゃないので、日本語モードにするにはShift+CapsLockだ。英語キー配列の使い方なんてすっかり忘れてたよ。

日本語化の手順はPart2以降で。

 

アカウント&メール、そしてSkyDriveあってのWindows 8 / RT

こっからは他のWindows 8マシンとおなじ、純粋にOS面でのおはなし。ちなみにSurfaceに乗ってるのはWindows RTで、8の機能限定版というか、Windows 7までのアプリがインストールできないかわりに、MS Officeがこの低価格でデフォルト搭載されてる。

Windows8は起動すると、「Microsoftアカウント」の入力(なければ作成)を求めてくる。このアカウント、もともとhotmailだったものが、様々な機能が加えられていまではMSの標準アカウントに進化したもの(メール機能は、今では Outlook.com と呼ばれてる)。新規にアカウントを造れば、@live.jp や @outlook.com のメールアドレスがもらえる。あまり登録してるヒトがいないから、けっこう自由にメールアドレスを造れるんじゃないだろうか。

ただ、別にアドレスはhotmailである必要はなく、既存の手持ちアドレスでも作れる。これって数年前からできてたんだけど、意外と知られてなかったんだよな。みんなMSのサービスってだけで見向きもしないから……。

これをやっとくと、Windows 8 / Windows RT のスタート画面にある「メール」や「SkyDrive」が使えるようになる。「メール」の画面構成は、Webサービスの "Outlook.com" と同じ。また、別のPCからネット上の SkyDrive に保存しておいた写真を、閲覧・ダウンロードして、壁紙に使ったりできる。

 

統合されたMicrosoftアカウントで、WindowsPC/タブレットと、クラウド上のメール(outlook.com)やストレージ(SkyDrive)が、シームレスに使えるようになる。Windowsに限らず、OSという存在は「パソコン」や「タブレット」といったハコだけでは成り立たない存在になってきてるんだろう。Surfaceはそんなターニングポイントの製品だ。

初代SurfaceRT レビュー: Part2 / Part3 / Surface2 レビュー