『グッド・ワイフ』のスピンオフ・シリーズが始まるそうで(2016/5/19報道)。素晴らしい。
主役はクリスティーン・バランスキー演じるダイアン・ロックハート。グッド・ワイフでは弁護士事務所のオーナーという役どころで、悩める女性リーダー好きの自分には控えめに言っても最高のキャラだった。それが主役なんだから卒倒レベルの最高度。
バランスキーの謎
しかしバランスキー、1952年生まれの64歳ってのはちょっとすごい。もし順調に5年でも続けば、70に手が届いてしまう。それでリーガルドラマでエネルギッシュな弁護士を演じるわけだ。52年生まれだと、ジョディ・フォスターより10歳年上。ビル・ゲイツより3歳上で、プーチン大統領と同い年。まあプーチンもむちゃくちゃ若いけど。
彼女を初めて見たのは、1995年から3年間放送されシチュエーション・コメディ『シビル (Cybill)』。シビル・シェパード演じる売れない女優の友人で、酒ばっかり飲んでる金持ちの役だった。思い出してみると、当時と今と、ルックスはほとんど変わってない。
ハリウッドでは40過ぎると永久に外見が変わらないのか。
年齢を重ねてるというと
同じく52年生まれのメアリー・マクドネルもすごい。『インディペンデンス・デイ』の大統領夫人や、『ギャラクティカ』のロズリン大統領(これも女性リーダー!)を演じて、今は『Major Crimes ~重大犯罪課』で主役を5シーズン務めてる。バランスキーとどっかで共演しないかな。丁々発止のやり取りやらせたら極上だと思うんだけど。
こんど国内でも始まるドラマ版『ラッシュ・アワー』にレギュラー出演するウェンディ・マリックは1950年生まれだ。彼女も2003年まで続いた『Just Shoot me!』で素晴らしいコメディ女優っぷりを見せてくれたけど、そのあとも見事なスタイルを保ったまま、さまざまなドラマに出続けている。
90年代に『シカゴ・ホープ』で強烈な印象を残したクリスティン・ラーティも、1950年生まれで現在66歳。今でも『HAWAII 5-0』や『ブラックリスト』で、チャーミングだったり不気味だったり、まったく歳をとったという感じを与えない存在感がある。
いまどきの60歳70歳って、日本でも若く見えるひとはほんとうに多いけれど、その容姿以上に、活発さを失わないで演技を続けられるってのは、ほんとうにすごいことだと思う。
放送復活なるか
さて、『グッド・ワイフ』は日本での放送が打ち切られちゃったんだけど(よしんば再開しても、NHKの予算でそろえた声優をすべて復活させるのはムリだ)、バランスキーのスピンオフはどうなるんだろうか。いやほんと、仕切り直してどっかで放送/配信してくれないものかなあ。