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Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

神田『ヒマラヤテーブル』のネパール料理&ビール

地ビールが飲みたいと言われて、ビールは興味ないけどエスニック料理は食べたいよなーと思ってたところに、ぴったりの店があった。ネパール料理の出るビアバー、『ヒマラヤテーブル』。

ヒマラヤテーブル Himalaya Table - 神田/ビアバー [食べログ]

平日の軽い飲みだし、ビアバーは都合がいい。神田はほんとクラフトビールの店がたくさんある。店は神田西口の繁華街の端のほう、といえばいいのか。

出てきたものを見て、ああ、ネパールっぽいなあと思ったのは、全体的にドライな食べ物がおおいこと。東南アジア料理から水分をちょっと抜いたような感じだ。故にビールのつまみにも向く。

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ドライの代表格、マトンの干し肉の炒め物 “スクティ"。マトンも久しぶりだけど、干し肉なんて、料理でたべるとは思わなかった。歯ごたえは、ビーフジャーキーみたいだな……と一瞬思って、笑ってしまった。そりゃそうだ。がしがし食べながら、ビール飲むのは最高。

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“モモ”。中国から伝わった餃子の現地版で、定番の一品とのこと。かかってるのはカレーソース。肉はこれも羊が入ってるのかな? 香草もよいアクセント。

ほかには、鶏レバーと砂肝の炒め物や、小ぶりのエビをフライなど。現地にどんなエビがいるかはおくとして、エビは上手く揚がっていて、スイートチリソースによくあった。

ビールは日本各地のものが10種類ぐらい表に出てて、飲んでる間にもメニューが書き換わっていく。面白かったのがこの店、ネパールの酒は一切出さないこと。訊いてみると、ネパールではビールはあんまり庶民的でないし(エベレスト観光客向けなのか?)、庶民の酒である“チャン”は、商品として出せるものじゃない模様。

チャンがお店ででないのは、製造工程にバラつきのある、どぶろくだから。米で作った白濁酒だ。当然味もアルコール度数もバラつきがあり、酸味が強く、カルピスかってぐらいの甘酸っぱいにおいがする。どことなくインドやトルコ方面の濁酒を思わせるのは、一緒に食べるものがスパイシーだからだと思う。

なんだかんだで飲んで食って、ひとり4000円強。店員さんもほがらかで、いいお店でした。