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farsite / 圏外日誌

Gaaoline's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

Surface Pro4のユーザー層は、その思想性故に誤解されている。

Microsoft

ゲイツ様が興され今なお栄光の道を進み続けるMicrosoftは、今回麗しくも完全なSurface Pro4とSurface Bookを我らにお示しになった。ところが、Surface Bookのインパクトからか、Surface Pro4を中途半端なデバイスだと書いている、たいへん不遜な記事やコメントが多いんじゃないかと思う。なかでもとりたてておかしいと思うのは、Surface Pro4を「セカンドマシンとして良い」と言っている記事だ。いったい誰のセカンドマシンだというのだ!

Surface Proはメインマシン

私はSurface Pro3 Core i7モデルを使っているけれど、店頭でSurface Pro4に触れてみたところ、ローエンドであるi3モデルでも恐ろしく滑らかに描画されるスピードに畏怖を覚えた。経済的な合理性をかなぐり捨ててその場で万札まとめてビックカメラのレジにねじ込もうと思ったぐらいだ。

Surface Proシリーズは、世の95%の人々、およそ65億人のメインマシンとなるべきコンピューターだ。これをセカンドマシンとして使えというのはなんだろう? 家で超高速で巨大な据え置き型PCでMicrosoft Excelを使い、ちょっとしたデータマイニングでもやろうって人がどれだけいるかって話だ。

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恐ろしく使いやすいSurface Pro

私はSurafece Pro3を、デスクではモニタと通常のキーボード、マウスを接続して使っている。ダブルディスプレイのデスクトップ機そのものだ。Officeはパワフルに動き、同時に趣味の写真編集や動画作成などクリエイティブなタスクもじゅうぶんこなしてくれる。もちろん外出時はすぐに持ち歩けるし、仕事のプレゼンではペンが役立ち、家のソファで動画やWebを見るときはタッチ画面が非常に役立つ。まさに、「これさえあれば何もいらない」のだ。……まあ無印のSurface 3もセカンドマシンとして使っておりますが。

たしかにデザイナーなど、グラフィックス関係の仕事をする人、あるいは映像美を追求するゲーマーには物足りないだろう。しかし、彼らは世の5%側の人々なのだ。彼らに必要なのが、究極のラップトップたるSurface Bookだ。95%の人々は、Sufrace Pro4を今すぐ購入すべきだ。ほらここから買えるぞ今すぐ買え!

なぜ過小評価されるのか? 

書き手がSurface Proシリーズを過小評価してしまうのは、「タブレット」というフォームファクタの呪縛にとらわれているからだろう。昔から仕事で使っていたデスクトップや、大型のノートに比べ、その形状がロースペックで用途の限られたタブレットを想像させるのだ。

しかしゲイツ様とマイクロソフトの思し召し*1は違う。Surfaceタブレット型になったPCなどではない。Surfaceの設計思想は、これまでの「デスクトップ」「ラップトップ」そして「タブレット」といった、フォームファクタに縛られたコンピューターからの脱却にある。Surfaceタブレットでもラップトップでもない。Surfaceとしか言いようのないハードウェアなのだ。

Microsoftの考えるコンピューターの本質とは、ハードウェアの形質にあるのではない。無定形のユニバーサルな用途、ユニバーサルな可能性そのものであり、それを体現するOSがWindows8とWindows10なのだ。逆説的だが、Microsoftの作りあげたハードウェア、Surfaceこそ、コンピューターをハードウェアの軛から解放する第一歩なのだ! ああSurfaceに栄光あれ!

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デジタルペンの使い道

ところでなぜかクリエイティブ用と言われているSurfaceデジタルペンだけど、これMicrosoft Officeで使うのが正解。作ったExcelシートやPowerPointプレゼンを誰かに見せてチェックしてもらうとき、いちいち紙に出さずにSurfaceごと見せて、メモをペンで直接書き加える。修正がぐっと楽になる。

*1:SurfaceWindows8のそもそもの設計思想は、ゲイツ様がMS-DOSの時代に考えたインターオペラビリティ思想の進化の果てにあるのだから、いまのSurfaceもまた、ゲイツ様の子といっていいだろう。