ゴースト・イン・ザ・シェル - 必要だったのは美術でなく情報という話

『攻殻機動隊』の映画版。カットカットではすごく「らしい」絵が見られるのに、全体を通して、何でこんなぼんやりとした印象なんだろう。思い至ったのは、美術のディレクションだ。 優秀なアーティストによって過剰なまでに装飾された近未来都市やサイバースペース。でもそこからは、『攻殻機動隊』を『攻殻機動隊』たらし…