farsite / 圏外日誌

Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

007 スペクター - 映画感想:あかるくたのしいボンド映画

あらすじ スカイフォール事件によって本部の崩壊した英国MI6 秘密情報部は政治的な窮地に追い込まれていた。MI5 保安局との合併、ダブルオーセクションの閉鎖が取りざたされる中、007は先代Mの残した言葉からある犯罪者を追い、ひとりメキシコにいた……。 感…

X-ファイル シーズン4 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『X-Files』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第4シーズン。 あらすじ 人々を裏から支配する政府の陰謀がいよいよ明らかになる。しかしそれは異星人と関連があるのか? UFO信仰を利用され政府に操られていたのではないかというモルダ…

海外ドラマは“特攻”をどう描いているのか

帝国時代の日本の「特攻」の精神性は、欧米には理解されないのか。あるいは自爆テロの行動原理は、我々には理解できないのか。どうなんだろう。 実はアメリカのテレビドラマでも、主人公側が特攻をかける描写は結構ある。中には直接的に神風特攻隊に言及し、…

Law&Order: UK シーズン3 - 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『ロー&オーダー:UK』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第3シーズン。本国では第5,6シーズンとして放送された。 あらすじ 英国検察庁ロンドン支局では局長のキャッスルが退任し、後任のヘンリー・シャープ検事が指揮を執ることにな…

Law&Order UK シーズン2 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『ロー&オーダー:UK』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第2シーズン。本国では第3,4シーズンとして放送された。 あらすじ ロンドン各地で起こる重大犯罪は、ナタリー・チャンドラー警部補指揮下のセントラルロンドン署重大犯罪課に…

Surface Pro4のユーザー層は、その思想性故に誤解されている。

ゲイツ様が興され今なお栄光の道を進み続けるMicrosoftは、今回麗しくも完全なSurface Pro4とSurface Bookを我らにお示しになった。ところが、Surface Bookのインパクトからか、Surface Pro4を中途半端なデバイスだと書いている、たいへん不遜な記事やコメン…

茅場町『がんぎ』の立ち飲み

むかし働いていたオフィスの近く、茅場町と八丁堀にそれぞれ1店ある立ち食い蕎麦の『がんぎ』は、夜になると立ち飲み屋になる。蕎麦は、これを立ち食いの値段で食べていいのかという味だけど、夜のつまみの味もとってもいい。常連のおっさんたちに紛れて、久…

ジョン・ウィック - ある意味SF的な発想の映画

あらすじ 犬を殺したらとんでもないことに。 感想 この映画を観てなぜか頭に浮かんだのは、『ヘルボーイ2』だった。あの映画は現代に生きる悪魔や神秘的存在が描かれているけれど、その中でニューヨークのどこかに“妖精の街”があることが描かれる。それを思…

アクトレス 女たちの舞台 - 女の時間をどう描くか

原題は『シルス・マリア』。その名の土地で稀にみられる、谷に沿って蛇のように流れこむ雲霧“マローヤの蛇”が、映画の鍵となってる。映画の中で、人生あるいはその時間とは、霧のように手に取ることはままならず、しかし蛇のように人生を縛るものとして描か…