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Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

2023-01-01から1年間の記事一覧

なぜ彼らはこうも明るいのか - スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド 1-1話

彼らは明るい。『スター・トレック:ストレンンジ・ニュー・ワールド』のプレミアエピソードを観ての第一印象だ。新生エンタープライズの乗組員たち――設定的には、初代『宇宙大作戦』のエンタープライズの前任クルー――は、みな明るく、笑顔を絶やさない。も…

『ゴジラ -1.0』 - 最後の国産大衆映画 その課題

観終わって最初に思い浮かんだのは、意外とコンパクトに収まったな、という妙な腹落ち感だった。『ゴジラ -1.0』はそのタイトルが示唆するように、戦後の荒野を背景として人々を更に徹底的に叩きのめす、深く昏い怪獣映画になるのではなかろうかと、ほんの少…

アニメ版『PLUTO』 - この映像化のどこに迷ったのか

『PLUTO』の放送がネットフリックスで始まるというニュースを見て、おっと思ったのが、1話約1時間、全8話という構成だった。ケーブル/配信系の海外ドラマでおなじみのミニシリーズ(リミテッドシリーズ)フォーマットじゃん。 思い返してみると、浦沢直樹作…

自分がChat GPTでやってることが何かなんとなく分かったという話

仕事でBlog書いたり、取引先向けの資料やメールをまとめたりするときにChat GPTを使うことが多くなった。最初は毛嫌いしていたのだけれど、やはり「ラクして仕事したい」という欲には逆らえない。特に英文メールを編集するときには必須だけれど、日本語での…

真夏の東京観光:高尾山は悪くない選択だった

灼熱地獄と化した2023年日本の夏。7月17日の海の記念日に高尾山に登ってきたが、これが意外と良かった。自分でも驚いた。ちなみにこの日は東京の最高気温36度だった。 高尾山中腹からの光景 意外と涼しい 毎日のように気温が35度を超え「命にかかわる」と報…

怪獣プロレスに初めて理屈がついた! - ウルトラマンブレイザー

固定資産税の時期が過ぎると、怪獣税のシーズンだ。ことしもウルトラマンの新シリーズが始まる。いちど怪獣特撮を好きになってしまった以上、どんなにチープだろうと、どんなに過去作品の再利用が甚だしかろうと、観て買ってカネを落とさねばならんのだ。 し…

テーマを台詞で語る映画は良い映画! - ダンジョンズ&ドラゴンズ:アウトローたちの誇り

スタンダードな三幕構成で、きっちりオチのある楽しい作品が観たい! 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』はそんな期待に見事に応えてくれた。なにしろ幕構成がカッチリ嵌ってるだけじゃない。第二幕の終わりで、主人公クリス・パインが映画のテーマを、長尺とって…

防災リュックサックを、100円ショップ中心のアイテムで作る

市販で4千円台で売ってる防災リュックセット、これをコーナンの1000円リュックとダイソーグッズだけで再現すると、高くなるのか安くなるのか、という話。

ファインダーを覗かないプロのフォトグラファーの出現

フォトグラファーの友人が遭遇した、ファインダーを覗かないプロのフォトグラファー。デジタルネイティブのプロの誕生か、それとも単に仕事を分かっていない人間なのか?

ウディ・アレン風ロマコメとしての『ガンダム:閃光のハサウェイ』

富野由悠季の90年代の小説を映像化した機動戦士ガンダム:閃光のハサウェイは、ウディ・アレンのロマンティック・コメディを思い出させる恋愛映画だった。男目線での”女”を通じたニュータイプの再解釈と、ロボットアニメで再現される、こっぱずかしいあの感…