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Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『サード・パーソン』映画レビュー - 反芻感動映画

映画『クラッシュ』や『L.A.ロー』の脚本、早すぎた傑作TVシリーズ『EZストリーツ』で有名な(でもないか)ポール・ハギスのつくる、三組の男女の見せる人間模様の映画。人の心を抉り出す描写を期待していて、確かに堪能したんだけれど……この構成はズルい! …

『ALMOST HUMAN / オールモスト・ヒューマン』海外ドラマ全話レビュー

近未来、続発するテクノロジー犯罪に対抗するため、警察機構はアンドロイドを導入、警官のパートナーとした。ケネックス刑事と感情を持つアンドロイド、ドリアンの物語。140文字レビュー。

『パークランド - ケネディ暗殺、真実の4日間』映画感想

ケネディ暗殺を描いた映画の中でも、本作はよくある陰謀論から一歩引いて、『ER』のように事件のパニック的な状況に関わる“普通の人々”を描いた群像劇だ。硬派でいい映画なのに、もうひとつ足りないのは、(ない物ねだりだと判っていても)ユーモアなんだと思…

『ハウス・オブ・カード』シーズン2 第1話:海外ドラマレビュー

政治スリラー『ハウス・オブ・カード』第2シーズン初回は、前シーズンの実質的な完結編。まさかのクライマックスで、フランクの底知れぬ悪の魅力が楽しめる。クレアも真の恐ろしさを発揮。ブタの血抜きの比喩は秀逸!

『オールド・ボーイ』(米国版)映画感想

日本の漫画を原作とした韓国版『オールド・ボーイ』(パク・チャヌク監督)は、衝撃的な結末と引っ掛かりの多い演出、「餃子は完全栄養食」というイメージが記憶にこびりついてる。今回スパイク・リーの更なるリメイク版でどうなるのかと思ったら、意外なこ…