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Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

けえかほうこく - 台風 - 無声言語

前回のエントリから、あっというまに1ヶ月が経ってしまった。アホみたいに忙しかったのもあるし、またゲームにうつつを抜かしてたりしたのもあるが、結局のところ、日々の諸々がツイッターの140文字エントリーで済んでしまったということなんだな。

以下、すこし意味のあるエントリーをリミックス。なお、アップルの蛮行については怒りのあまり長くなったので21日のエントリに仕立てた。

台風

久々に直撃コースだった。嵐の晩の東京にはまったく興奮させられる。脳のツブラー野を刺激される。残業帰り、地上から照らされぼんやり輝く雲をバックライトに、何層もの雨の幕がうねるのを見れば、自然と脳内BGMがゴジラのテーマに。台風のなか怪獣が上陸する光景を夢想し、さぞ美しかろうとため息をつく。

明けてみれば練馬上空の雲が、ふだんありえない真北の方角に吸い込まれるように流れてくのを目撃。これは凄い。そのまま地下鉄に乗って臨海エリアで降りると、まぶしいぐらいに晴れていた。雲がすべて北西の特異点に吸い取られてしまったんだろう。その後も上空は強風が続き、10階のオフィスからみえる見える空と雲は、オークランドの大学図書館でぼんやり眺めてたそれにそっくりだった。大小の白い塊が凄いスピードで流れていく、海洋性気候の空。

思い返せばマオリ語でニュージーランドアオテアロア、「白き雲たなびく国」。なるほどよく言ったものだと思った。

無声言語

ある飲み会で某先生から仕入れた話。日本語には発音しない事を前提とした語がある。たとえば映画館の大人と“小人”。「しょうじん」と読ませるのでなく、「おとな」との区別のための視覚的表現。メニューの「白飯」は“はくはん”でも“しろめし”でも違和感がある。スーパーの「活魚」も発音が馴染まない。これ、昼間のNHKで某言語学の先生が言ってたそうな。