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Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

アップル地獄に落ちろ! セカイカメラは今すぐMSに権利を売れ!

※たいへん品のないエントリです。

 

つくづく邪悪なアップルめ! 神聖なWindows7のリリース前日に大衆を惑わす悪徳の果実をばらまこうとは! ジョブスめえ! 人類の可能性を、多様性なき白い機械に押し込めようとする偽預言者が!

既にヘッドフォンステレオ界は彼奴の邪悪な手に落ちてしまった。全人類の半数以上があの白い小箱をぶるさげて、悪魔の囁きを聞きながら歩いている。宗教以外の何者でもない。更に邪悪なのはあの双子の野球漫画みたいな名前のデバイスだ。最近あれに出現したARアプリが気に食わなくて仕方ない。

拡張現実技術は、テレビやインターネットの登場と同じぐらい我々のインフラになるだろう技術だ。それがよりにもよって、あの腐れアップルのデバイス上で、『セカイカメラ』なんてマーケティングセンスのかけらもないダッさい名前をつけて先鞭をつけてしまったとは! なんたる悲劇!

だってあんた、水道水が発明されたときに『セカイパイプ』なんて名前でトッチャンボーヤがメディアにあらわれ「構想ウン十年、開発1年。塩素と塩ビパイプが発明されたときからできると思ってました!」なんてSFアニメの作家なんかと語らってたら、意味わかんなくて逆に水道水の真の重要性に気づくのが遅くなるでしょうが!

社会インフラになるものは、ワナビーのお遊びで作られものじゃない。硬い技術と地道なマーケティング、世界に受け入れられるための安心感、信頼感、あるいは“地味さ”といったものが必要だ。そう、いまや社会インフラとなったマイクロソフトのテクノロジーのように!

こないだ新宿に行ったら、野球漫画デバイスを空に掲げてウロウロしてる虚ろな目をした若い男を2人もみた。すでにヤツらは現実世界を侵食しつつある。ああ神よ、ゲイツよ、いますぐアップルのデバイスをすべて世界から消し去り、かわりにマナのようにZuneを空から降らせてください。ヘリコプターマネーよりもヘリコプターZuneのほうが、世界を成長させるのに重要だというのに!