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farsite / 圏外日誌

Gaaoline's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

銀座『黒猫夜(くろねこよる) 銀座店』の紹興酒と南方中華

食い意地

テレビで中国南方の秘境料理みたいな特集を見てしまい、どうしても普段の中華でない中華料理を食べたくて、このお店を選んだ。最初は六本木店に行こうと思ったのだけど、いっぱいだったので銀座店。お店はクラブやキャバクラの入居するビルの上階にあるので、時間帯的に出勤の皆さまと鉢合わせるとなんだかちょっとばつが悪い。

黒猫夜 銀座店

食べログ黒猫夜 銀座店

いわゆる北京系の中華らしい内装ではなく、南方の民俗感あふれる内装。酒類のあふれる棚のついたカウンターで、紹興酒と中華をいただく。紹興酒は種類が素晴らしく、スタンダードな湖南に加え北方・南方のお酒もじゅうぶんに揃っている。白酒もたっぷりあったけど、今回は紹興酒のみ。

まずは湖南のお酒をいただいて、それから北方と南方をひとつずついただいただく。言われる通り、南方系はもわんとした厚い甘みのある味。一方北方系は非常にすっきりしていて、これは紹興酒を飲みなれないひとでもスイスイ飲めてしまって危険だ。

で、そのアテにふだん食べないものをたっぷりいただく。

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臭豆腐。ちゃんと臭いやつ。いくつかメニューがあるうち揚げ物がいちばん臭そうでなかったので、これをいただいたのだけれど、やっぱりちゃんと臭かった。豆板醤をつけてハフハフいいながら食べる。ほのかに甘みも感じられる味わい。 

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蒸し蛙。骨付きもも肉中心で、肉付きもたっぷり。鶏といえばその通り食べてしまう人も多いだろう。かかっているソースがすばらしく、これたしか湖南風(だと思う)の発酵唐辛子ソース。家で作れるなら、鶏のから揚げにもこのソースをかければうまいと思うけど、発酵だとすると面倒だ。

蛙は珍しく千葉から生きたまま送られてくるそうで、ここの調理場でしめるとか。長財布ぐらいの大きさのが、キロ単位で段ボールに入ってくるそう。飛び出さないよう少しだけ開けてに手を入れ取っていく。箱の中身はなんだろな状態で、1匹ずつつかまえるのは、まあ、大変だよね……。

このほかヤギのスペアリブ、空芯菜の炒め物(これはおなじみ)なんかをいただいた。

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デザートはごま団子と杏仁豆腐を。ごま団子は小ぶりで上品。自家製杏仁豆腐はほろほろと柔らかく、上にリンゴのクラッシュが載っている。甘すぎずちょうどよかった。

 

さて、こんなロケーションだけど、広州風の土鍋飯でランチもやってる。土鍋飯といえば、初めて蛙を食べたのも広州の大衆食堂の土鍋飯だった。田鶏飯(でぃえんぢーふぁん)という名前で、なんだろうと思って食べたらアマガエルみたいなのがバラバラになってごはんに炊き込まれていた。

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ここではさすがにそんなのはでない。日替わり土鍋飯は長粒種のごはんに3種類の肉を持ったもの。皮をパリッとさせた骨付き鴨肉に、冷製の鶏肉、そして叉焼の豚肉。がっつり肉三昧で、これも満足度が高かった。通っていろいろ食べたくなるお店。

 

食は広州に在り 改版 (中公文庫)