第1水曜は映画サービスデイなんで観なければ! 思ってたが、逆に観るべきものが思い当たらず(『モンスターズ・インク』は観たいが独りで入るのは……)コイツを。ちょっと前は時事的な理由で有名になってましたな。
前に映画祭で『背負う人:ブラックボード』ってイラン映画も観たんだけど、かなり似かよった印象を受ける。まあ砂漠が舞台で似たフィルムの色つきになってる言うのもあるけど、これってあの辺の映画のトレンドなのかしらん。どっちもクエストというか、一種のロードムービー(背負う人も、アレは生徒を求めるあてのない旅ということで)だし、悲惨な状況のクセに前面に出すのは人間のセコさとかしょーも無さ(義足売るよーとか、しょんべんでたー!とか)という裏がアリアリのユーモア感覚。そしてどちらも、物語は終わらない。
特にカンダハールは、終わらないどころか物語が輪になっている……んだと思う。映画が終わってから今も考えてるんだけど。ドキュメンタリーにも見える手法なのにまるでネタバレの無い時間SFのような感じ。つまりこれは、メタレベルでアフガンの延々と続く救い様の無い情況を表してるんだろなあ。
今でもこうやって考えてるって事は、やっぱり製作者の表現に乗せられてるってことで、ただ単にアフガンだから人気じゃあなくて、映画作品として非常に優れてたってことじゃなかろうか。とにかく感動するとか衝撃受けるとかでなく、妙に心にひっかかる映画だった。
- 朝たまごかけごはん。
- 昼タイカレー。タケノコたっぷり。どうせ日本人むけならもちっと砂糖入れてマイルドにしてくれても。
- 夜なっとうたまごかけごはん。チキンとか。