farsite / 圏外日誌

Gaao Line's Web Journal: Writing about US/UK TVs, cinemas, and foods I love.

マッドマックス 怒りのデスロード:一度でも精神を患ったことがあるなら、もう一度見るべき映画

『マッドマックス 怒りのデスロード』はいろいろ驚きのある映画だったけれど、一番驚いたのは、女性の解放という物語の骨格でなく、主人公マックスのキャラクターだった。メル・ギブソン版マックスのマッドは「怒りでなにをしでかすかわからない」ぐらいの意…

Law&Order 犯罪心理捜査班 シーズン1 全話レビュー

ロー&オーダー 犯罪心理捜査班(クリミナル・インテント)第1シーズンの、140文字全話レビュー。面白くなるのはまだまだこれからだが、シーズン後半は物語にバラエティも出てきて楽しめる。

札幌 - すすきの 『AKI NAGAO』のフレンチ

北海道の出張の末、飛び込みで入ったすすきののレストラン。キクイモとオマールエビのポタージュが印象に残っている。鹿のパテや三元豚も食べ応えがある。

『チャッピー』キリスト教の倫理観

個人的にこれを『ロボコップ4』と呼ぼう! ロボットの在り方はロボコップとほぼ同じ、ただ違うのは、ロボコップがロボットから人間への回帰だったのに対し、本作が新しい知的種族の発生を描き、テーマが外に広がっていくことだ。 あらすじ 荒廃した南アフリ…

『海にかかる霧』映画レビュー: これぞ韓国映画!

韓国版極悪タイタニック。漁船の密室空間でおこる惨劇、そして登場人物がどんどん狂っていき、人間の持つ本性が明らかになっていく。冒頭で緻密に描かれた日常が、終盤の圧倒的な異常空間と見事な対比となっている。

夢日誌

久々に夢らしい夢を見た。 ニュースで東京タワーがリニューアルしたと言っている。日本の顔となる建築に作りかえると同時に、テロ事件を踏まえて外部からの衝撃や地震に非常に強い安全な構造にしたというアナウンスを伴い画面に出てきたのは、メイン展望台か…

Law&Order UK: シーズン2(シーズン1後半)- 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『ロー&オーダー: UK』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第2シーズン。 注: 日本のスーパードラマTVの放送では英国のシーズン1と2をあわせて “シーズン1” とカウントしている。 あらすじ 英国検察庁ロンドン支局では、アリーシャ・フ…

食い意地: 乃木坂『レストラン・FEU(フウ)』のクリスマスディナー

乃木坂の駅に昔からあるレストラン・フウ。シェフのスペシャリテをいただいた。なんといっても特筆はオマールエビ。カレー風味をつけパイナップルを和えたソースが驚くほど合う。ベリーとフォアグラのテリーヌを和えたものもクリスマスらしく、かつ新鮮な味。

ショートフィルム "Wanderers"

エリック・ワーンキストによるショートフィルム、"Wanderers" (ワンダラーズ、放浪者)。 Wanderers - a short film by Erik Wernquist from Erik Wernquist on Vimeo. 素晴らしい映像表現! ぜひ高速回線・大画面・高音質でご視聴を。 ナレーション翻訳 劇中…

セルフリッジ 英国百貨店 シーズン1: 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った、英国ドラマ『セルフリッジ 英国百貨店』(原題: Mr. Selfridge)おおよそ140文字エピソードガイド&感想、シーズン1(全10話)。 あらすじ 1909年のロンドン。米国から移住してきた実業家ハリー・ゴードン・セルフリッジは、その中心部ウェ…

X-ファイル シーズン2: 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『X-Files』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第2シーズン。 あらすじ モルダーとスカリーを裏から支えていたディープ・スロートが殺され、X-ファイルはタバコの男の差し金で閉鎖となった。スカリーはFBIアカデミーの指導教官となり、…

Law & Order: UK シーズン1 - 海外ドラマ全話レビュー

英国版ロー&オーダー 第1シーズンの全話あらすじ+感想まとめ。米国のオリジナル版シナリオを翻案し、現代英国の社会問題を見出していく。原作から見事に飛躍した傑作もあれば、パワーダウンする話も。比較も楽しい。

『猿の惑星 新世記(ライジング)』映画感想: 神なき世界の猿と人

“進化”を真摯に描き、評価の高いリブート版『猿の惑星 創世期』の続編。こちらも猿と人の違いを逆説的に描いたSF性の高い傑作だけど、そこで感じたのは、妙な話、「神の不在」だった。

『ガンダム Gのレコンギスタ』全話レビュー

Twitterを使った各エピソードの140文字エピソードガイド&レビュー。普段海外ドラマばっか観てるけど、富野作品だけは別格! ということで書いちゃいます。

Law & Order ベストセレクション

膨大な話数があり、再放送の繰り返されている一話完結犯罪ドラマ『ロー&オーダー』。どうせ観るなら当たりエピソードを観たい! ということで、参考に個人的にベストエピソードをまとめていきます。

X-ファイル シーズン1: 海外ドラマ全話レビュー

Twitterを使った『X-Files』おおよそ140文字エピソードガイド&感想、第1シーズン。 あらすじ FBIの新鋭捜査官ダナ・スカリーは、突然の異動でフォックス・モルダーとのコンビを組むことになる。プロファイリング能力で多くの難事件を解決してきたモルダー捜…

Law & Order 五つ星エピソード・リスト

Law&Order 全話レビューの5段階評価から、★5点をつけたエピソードだけを列記してみました。全456話中なんと96話! これだけで通常のドラマシリーズ4シーズン分はあります。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』映画感想: なぜ寝たか

すっごいイイ映画だったけど、寝てしまった。 制作者の方々にちくっと心が痛みつつも、まあ1,800円払ったら寝るのも権利のうちと堂々としてはいる。で、問題はあの映画、あの内容で、なぜ寝てしまったのか。 あらすじ 銀河のかなた。子供のころ異星人の盗賊…

Law & Order ベスト3エピソード集 - シーズン16~20

独断で決める Law & Order 各シーズンベスト3、シーズン16~20の計107話から、15話を選出。 いよいよシリーズ終盤、キャストが若返えり、派手な展開のエピソードも増えています。

Surface Pro 3を仕事で使う、ミニマルかばん構成

Surface Pro 3 の利便性は、業務アプリなどデスクトップと全く同じ機能+αが、外出先でもどこでも使えること。紙のノートも不要になるので、思いっきりスリムに持ち運ぶことを考え、バッグを止めて皮封筒にしてみた。

Law & Order ベスト3エピソード集 - シーズン11~15

全20シーズン・456話あるLaw&Orderのベスト3。シーズン11~15の計120話から、15話を選んでいます。9.11同時多発テロが起こり、社会のありかたが少し変わり始めたこの時代。ベストエピソードにもテロの余波を描くものが増えています。

Law & Order ベスト3エピソード集 - シーズン6~10

Law&Orderの各シーズンベスト3、シーズン5~10の計118話から、15話を選んでいます。もしここに列記したエピにハマれなくても、選択肢はまだ103話あります。いろいろ観て、お気に入りの犯罪を探してみよう!

Law & Order ベスト3エピソード集 - シーズン1~5

全456話もあるLaw&Orderから、独断で各シーズン3話ずつ選びました。幅広く楽しむため、敢えて点の低いエピからも選んでます。いろいろ観れば、きっとお気に入りの殺人事件が見つかるはず!

『ALMOST HUMAN / オールモスト・ヒューマン』レビュー: なにが失敗だったのか

近未来アメリカ。テクノロジーで変容した都市と犯罪。感情を持つアンドロイドと、片足と記憶を失った人間の警官。これだけで十分に胸のときめくSF設定を背負った『オールモスト・ヒューマン / ALMOST HUMAN』だったのに、その結果は第1シーズンを持ちこたえ…

国立新美術館『オルセー美術館展』 世田谷美術館『ジャポニズム展』、それに『宇宙×芸術』『日本SF展』

2014年夏の東京、ちょこちょこと美術館巡り。国立新美術館『印象派の誕生』展と世田谷美術館『華麗なるジャポニズム』展は、相互に関連性もあり満足感が高い。都立現代美術館『宇宙×芸術』世田谷文学館『日本SF展』は、テーマのせいか少々不満が……。

『サード・パーソン』映画レビュー - 反芻感動映画

映画『クラッシュ』や『L.A.ロー』の脚本、早すぎた傑作TVシリーズ『EZストリーツ』で有名な(でもないか)ポール・ハギスのつくる、三組の男女の見せる人間模様の映画。人の心を抉り出す描写を期待していて、確かに堪能したんだけれど……この構成はズルい! …

『ALMOST HUMAN / オールモスト・ヒューマン』海外ドラマ全話レビュー

近未来、続発するテクノロジー犯罪に対抗するため、警察機構はアンドロイドを導入、警官のパートナーとした。ケネックス刑事と感情を持つアンドロイド、ドリアンの物語。140文字レビュー。

『パークランド - ケネディ暗殺、真実の4日間』映画感想

ケネディ暗殺を描いた映画の中でも、本作はよくある陰謀論から一歩引いて、『ER』のように事件のパニック的な状況に関わる“普通の人々”を描いた群像劇だ。硬派でいい映画なのに、もうひとつ足りないのは、(ない物ねだりだと判っていても)ユーモアなんだと思…

『ハウス・オブ・カード』シーズン2 第1話:海外ドラマレビュー

政治スリラー『ハウス・オブ・カード』第2シーズン初回は、前シーズンの実質的な完結編。まさかのクライマックスで、フランクの底知れぬ悪の魅力が楽しめる。クレアも真の恐ろしさを発揮。ブタの血抜きの比喩は秀逸!

『オールド・ボーイ』(米国版)映画感想

日本の漫画を原作とした韓国版『オールド・ボーイ』(パク・チャヌク監督)は、衝撃的な結末と引っ掛かりの多い演出、「餃子は完全栄養食」というイメージが記憶にこびりついてる。今回スパイク・リーの更なるリメイク版でどうなるのかと思ったら、意外なこ…